綿半ホールディングス(3199)東京一部指定承認発表!

ホームセンター事業と建設事業を2本柱として展開している綿半ホールディングス(3199)。12月18日、東証一部への市場変更指定承認が降りたというIRを発表しました。 (東証一部上場予定日は、12月25日(金))。

 

綿半ホールディングス(3199)は、2014年の12月24日に、みずほ証券主幹事で東証2部に直接新規上場していた銘柄です。

 

この銘柄は、ご存じの方も多いかもしれませんが、東証一部昇格発表の「本命日」が12月17日だったことがあり、その日は大幅上昇。一転7昨日の場中は発表がなかったことによる失望売りと思われる売りが降ってきて下がっていました。

 

今回は、東証一部昇格がある程度予想できる銘柄の予想方法と注意点についてまとめたいと思います。

東証1部昇格日を予想するために知るべき昇格要件ルールとは?


*綿半ホールディングス(3199)のSBI証券のチャート
*綿半ホールディングス(3199)のSBI証券のチャート

上記チャートをまずは見てください。

 

赤い上矢印の日が、12月17日(東証一部昇格発表本命日)。そして、青い矢印が12月18日(東証一部昇格発表本命日翌日、引け後に晴れて市場変更発表)です。

 

前述の通り、本命日に大幅上昇、翌日に下げています。ここで言う「東証一部昇格本命日」というのは、実は東証2部の銘柄が、東証1部になるための市場変更にかかわるルールが関係しています。日本取引所グループは、東証2部銘柄は、1年間経たないと東証1部に昇格できない、というルールを発表しており、過去の実例データから言うと、本気で東証1部に早くなりたいと思っている銘柄はきっかり1年後に、東証1部に変更となることが結構あるからです。(きっかり1年、というのが予測可能なのは、東証2部に直接新規上場した銘柄に限られます。詳しくは、下記表をご覧ください。)

 

日本取引所グループの一部指定・市場変更に係る待機期間に関するルール

東証1部指定を受けるための待機時間に関するルール
東証1部指定を受けるための待機時間に関するルール

東証2部に直接新規上場した綿半ホールディングス(3199)は、1年ルールからすると、ちょうど1年後の12月24日に東証1部に昇格するのでは、という予想がされていたという訳です。そして、過去のさまざまな企業のIRデータから考えると、東証1部昇格承認の発表は、上場日の1週間前が多い。ということで、12月24日の1週間前である12月17日に株価が上がっていたと推察できます。

 

このような1年ルールによる東証1部上場日予想は、他の東証2部に直接新規上場した銘柄にも使える方法と言えます。

 

1年ルールで東証1部昇格日を予想する際に注意すべき点とは?


今回の綿半ホールディングス(3199)の例からも学べることですが、1年ルールは絶対ではないということです。当然のことながら、東証2部に新規上場してきた銘柄で、東証1部を最短で狙う、と公で宣言している所であっても、ぴったり1年後に東証2部昇格できるとは限りません。

 

本命日とその後の昇格発表後上昇を狙って投資をする、という手法をする場合、必ず「発表がなかった場合」も想定して戦略的に動かなくてはいけないなあと痛感しました。少なくとも、東証1部昇格発表が予想される銘柄を、本命日直前に仕込んで上がった所を売り抜けようという考えはリターンに対するリスクが高いと個人的に思います。(株主優待もあって株価が安定しているような銘柄で、且つ数か月前から仕込む、というようなやり方が個人的には好きです。)

 

東証2部に新規上場するということ以外にも、東証1部昇格を目指している銘柄がしているケースが多いのが、株主優待の新設と、立会外分売です。(綿半ホールディングス(3199)も、2015年8月12日に株主優待制度の導入に関するお知らせを発表。)

 

立会外分売は、欲しい銘柄を安く仕入れられるチャンスですが、欲しいと思った銘柄ほど外れてしまう、ということも多いです。そこで、立会外分売で狙った銘柄を当てるポイントについても述べたいと思います。 

ポイントは非常にシンプル。それは、

 

複数の証券会社から申し込みをすること

 

これに尽きます。

 

1つの証券会社でたくさんの株数の購入申し込みをしても、そう簡単には複数単元(最低購入単位×複数、つまり100株が最低単元の株の場合、200株以上)当たりませんが、口座を分散させると、それぞれの口座ごとに抽選をしてもらえるので、抽選機会が増える=当選確率がその分増える、という仕組みです。

 

なお、立会外分売実施銘柄の一覧は、トレーダーズウエブで見られます。(プレミアムだと過去の履歴も見れて便利です。)欲しい銘柄の分売があるかどうか、定期的に私はトレーダーズウエブをチェックするようにしています。

そして、立会外分売を実施している主な証券会社は下記の通りです。お得なキャンペーンをやっている所もあります。複数の証券会社から申し込む準備をするのに、まずは口座開設から始めてみても良いかもしれません。

どの証券会社から申し込んでも、立会外分売としての購入価格等は同じですが、前述の通り、最低単位しか当たらないことが多いので、私の場合、買いたい銘柄がある時は複数の証券会社から申し込むようにしています。ちょっとの工夫で当選確率が変わるので、おすすめです。

 

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「人の行く裏に道あり鼻の穴」の図
「人の行く裏に道あり鼻の穴」の図

 

管理人:たにやん

職業:投資系ライター兼個人投資家

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特技:料理(大抵の物は作れます)

保有資格:2級ファイナンシャルプランナー

早稲田大学法学部卒の元証券ディーラー。株主優待株などイベント投資系の値動きや好業績株の上昇をとらえた中期投資に自信あり。ヤフーファイナンスにて投資の達人として活動中。取材・執筆依頼歓迎。